お知らせ | クラウドソーシング「ランサーズ」

源泉徴収機能リリースにつきまして(ランサー様向け)

源泉徴収制度とは

源泉徴収制度とは、給与・報酬などの支払者が、その給与・報酬から所得税を徴収して国に納付する制度です。主に、法人が個人に対して支払う支払金額が対象となります。(※詳細は、国税庁HPの平成27年度 源泉徴収のあらましをご参照ください。)

これまでランサーズでは、クライアント様が源泉徴収を対応するにあたって、下記のようにご対応をお願いしておりました。

これまでの源泉徴収の流れ

1. 発注する対象が個人であることを、個別にメッセージで確認する
2. 発注する仕事が源泉徴収の対象となる仕事か確認する

※「1」「2」両方を満たした場合、クライアント様はランサーの方に氏名・住所をお伺いし、
依頼金額から源泉徴収税を差し引いて、国に納税する。

現状

先日、ランサーズでは法人アカウントサービスをリリースいたしましたが、ご利用いただいた法人のお客様より、

「ランサーズ上で発注した方の報酬から源泉徴収を行いたいが、源泉徴収税額がわからない」、
「納税のために必要な受注者の氏名・住所の開示が確約されない」、
「上記2点の観点から、ランサーズを利用してフリーランスに発注したいが、発注することができない」

といったご指摘を頂戴しておりました。

そのため、法人アカウントサービスをご利用のお客様に対して、源泉徴収の手続きを簡易化するための機能をリリースいたしました。これに伴い、ランサーの皆様への影響を以下にご案内いたします。

ランサーの皆様へ

ランサーズで、個人として登録されているランサー様は(法人区分で登録している皆様は対象外です)、法人アカウントサービスをご利用されているクライアント様からのご依頼に関しまして、以下をご認識の上でご提案いただけますようお願いいたします。

対象

対象となるランサー:個人ランサー様(※プロフィールで「区分:個人」を選択している方)
対象となるクライアント:法人アカウントサービスをご利用のクライアント様
対象となるお仕事 :法人アカウントサービスをご利用のクライアント様が「源泉徴収する」と
指定して依頼した仕事

ランサーの皆様に御認識いただきたいこと

上記、「対象となるランサー」「対象となるクライアント」「対象となるお仕事」が全て合致した場合、クライアント様は源泉徴収をされるため、以下の対応がシステム上で自動でなされます。

対応1. 提案フォームの【金額】の箇所に、源泉徴収税の計算式を追加
対応2. 源泉徴収をされているお仕事に関し、お仕事が進行し、支払確定までに至った取引に
関しまして、ランサー様の氏名と住所をクライアント様に開示(※クライアント様の
源泉徴収時にランサー様の氏名と住所が必要なため)

補足1:開示するのは、氏名・住所のみです。他の情報は開示されません
補足2:源泉徴収のお仕事に関しては、報酬支払いが以下の様に変わります。

(※例)クライアントの方が、61,119円(税込)で依頼する場合、源泉徴収有無で下記のように
金額がかわります。
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利用イメージ

プロジェクトで発注し、源泉徴収をされる場合には、提案金額のフォームが下記のような表示になります
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源泉徴収対応の背景

法人アカウントサービスリリースに伴い、法人のお客様より、「ランサーズ上で発注した方の報酬から源泉徴収を行いたいが、源泉徴収税額がわからない」「納税のために必要な受注者の氏名・住所の開示が確約されない」といったご指摘を頂戴しておりました。今回の対応で、クライアント様は源泉徴収税額と納税のための必要情報がランサーズ上でご確認いただけるようになり、これまで以上に大企業の方からのご依頼・発注が増加すると考えております。

ランサーズは、時間と場所にとらわれない新しい働き方の創出のため、今後もより使いやすいサイトを目指して努めて参りますので、何かご意見がありましたら、ご遠慮なくご連絡いただけますようお願いいたします。今後ともランサーズをどうぞよろしくお願いいたします。